2008年6月27日金曜日

Connecting Peopleまたは、板挟み、歯車

Connecting Peopleは、NOKIAのCIである。

そして、これは、私の今年の仕事のテーマだ。


コンテンツ制作のプロデュースは、

作品の内容を牽引していくというよりは、

どちらかというとトータルのマネージメントであり、

かつての文学、今のまんが編集者のような役割でもある。

それは、人と人の間に入ってプロジェクトが

円滑に回るように歯車として機能することを

目指しながらも、時としては、板挟みの痛みを味わう。


それは、ディレクターでもなく、

クリエイターでもなく、かといって、

大きく賭けに出られるほどの裁量もない

自分のプロデューサーとしての生き残り方だろう。

2008年6月24日火曜日

コンテンツ屋として

いろいろと企画が進行中。
テレビもいよいよ危ない。
新しいメディアも少ない。

そんな中、これまでテレビ番組をメインに
映像制作で食ってきた制作会社は、
どうやって生き残って行けばいいのか、日々考える。

資本的な体力は無い。吹けば飛ぶような小企業。
インフラは引けないし、ハードは作れない。
あるところにコンテンツを出すしかないのだ。
そこで問われるのは、企画力と実現するスキーム。
クリエティブというか、アイデアだ。

それでも、一生は食っては行けない。
狭間狭間で、何か考えて、カタチにしていかないと。

2008年6月20日金曜日

プロデューサー・・・

午前中、テレビ番組以外の映像コンテンツ制作の会議。
午後、荻窪で担当番組の打ち合わせ。
プロのアニメーション監督の言葉は、
いちいちもっともで、しかも具体的でわかりやすい。

自分は、ただの映画好き、音楽好きが高じて、
映像制作会社に入り、ディレクターから、
プロデューサーへの道を選んだ。
今は、ショートコンテンツ制作に携わっている。

クリエイターさんたちと一緒に作っている感じは
たまらなく楽しく、そして面倒である。
それぞれの持ち味は、活かしたまま、
原作付きで映像化する、というその過程で、
私の力の無さを感じている。

映像の基本的な組み立ては、この仕事を10年もやっていれば、
少しはわかっているつもり。
でも、アニメーションのクリエイターさんに対して、
具体的に話をできる言葉を持っていないのだ。

予算やスケジュール管理、マネージメントは
特別難しいことではないし、経験でなんとかなるにしても、
ひとつの作品と向き合えるだけの力が、まだまだ足りない。

若い頃に比べて、映画をじっくり見たり出来る時間はない。
そういう意味では、10代後半から数年間、
映画館の暗闇に逃げこんでいたときに無節操に見てきた作品、
読んできた本、今も少しは聴き続けている音楽の体験時間が
まだ使えるかもしれない。

制作者として、また、作品と向き合ってみよう。
ちゃんとプロのプロデューサーになるために。

2008年6月17日火曜日

夏帰省に向けて

結婚してから、夏休みが無い。
全くない、というわけではないのだが、
4日間くらい少しずつ、という感じ。

今年は、コータもつれて、帰省を決意。
お盆時期しかなく、航空券は高い。
熊本までは、正規料金しかなく、
JAL,ANA,SNAで一番安いSNA。

東京戻りは、バーゲンチケットが取れず。
まぁ、仕方ない。仕事があるからなぁ。
でも、高いよなぁ。乗ってしまえば1時間半の距離なのに。

2008年6月10日火曜日

生放送とかiPhone

日曜、生放送のお手伝い。
私のオフィスでは、2番組(3ブロック)。
私は、1番組2ブロックの担当。
出演者のみなさんの出入りなので、
はじまってしまえば、放送中は番組を見る。
屋外ステージだったが、
なんとか天気も持ちこたえた。

AKB48に後コーナーで、Perfumeも出演とのことで
まぁ、自分と同じくらいの年齢層が前列に...。
のぶといおっさんの声援が。
Perfumeにノレナイ私は、
舞台の上は違うものの、
まぁ、自分も細野さんや幸宏さんなどの
ライブに行ってるし、声出したりしてるし、
その興味の違いでしかない、と思う。

番組中に、秋葉原の通り魔事件があり、
放送も中断したり、現場も混乱をきたした。
日々、何事も無く暮らすことが、
奇跡にも思えてくる。
自分は、嫁様やコータを守ることが出来るだろうか。

・・・
iPhoneが、ソフトバンクからの発売となり、7/11だとか。
Macユーザーとしては、Macと親和性のある携帯電話が
欲しいところだが、docomoユーザーなので、
docomoから発売されることを待とう。
出なければ、それまで。
新しくなるであろうiPodを購入か?
・・
PowerBookは、調子悪いし、
第四世代のiPod 40gも動かなくなってしまった。
両方ともAppleケアも切れている。
仕事で使わなければ、MacBook Proは
オーバースペックだし、買えないし、どうしたものか。
とりあえず、プライベートは嫁様と共有のMacBookで、
OSをレパードにするかな。
・・
長年使ってきたマイナーなプロバイダーも6月末解約、
niftyに乗り換えることにした。
やはり、歴史もあり加入者数も多いせいか
問い合わせから資料の送付、
開設までの流れの連絡が実にスムーズで素晴らしい。

ブランド=信頼の証、みたいなことは
ちょっとなぁ、と思うのだが、
やはり、抗えないところも多い。

2008年6月3日火曜日

pupa/星 新一ショートショート『海』

昨夜、pupaのデビューライブ。 

会場では、お久しぶりな方々にもお会い出来て挨拶。 


オープニングアクトは、アノニマス。 

ライブで聴くのは2,3年ぶり。 

新旧のアルバムからの選曲で、短いながら充実。 

でも、引き続き登場の権藤さん大丈夫か? 

とちょっと心配になる。 

(8/10は、HASYMOpupaだ。権藤さん、大変だ。


短い休憩を挟んで、いよいよpupa 

幸宏さんいきなりドラムだ! 

伊勢聖子さんのビジュアルもよい。 


なんとなく『BLUE MOON BLUE』路線の延長線上の音かな 

と予想していたのだが、(参加メンバーも前回のサポートの 

高野 寛、高田 漣も入っているし)、さらに進化していた。 

ポップトロニカともいえるようなサウンド。 


ライブハウスなので、低音が強調されてしまうので 

すこしヴォーカルが聴き取りづらいところもあったが、 

かっこよさ、ここちよさ、切なさ、 

と聞きたかった音の響きが贅沢に鳴り響いた。 


もはや、エレクトロニカとかフォークトロニカとかの 

ジャンル分けは不要で、そこにはpupaの音があった。 


・・・ 

終演後、牛丼を食べ帰宅。 


最近メインの仕事になってしまった 

『星 新一ショートショート』を見る。 

今回も思い入れたっぷりなのだが、 

『買収に応じます』で笑い、 

『海』でジーンとする。 

プロデューサーとしては失格なのだが、 

自分が見て、いいと思えるものを 

たくさんの人にも見てもらえている 

ということはとても幸せだ。