最近、会社のフロア改修があり、書類、資料その他を整理したら、
買っていたのに読まずに棚に積んであった本、2冊が出て来た。
『ニッポンの思想』佐々木 敦
『クォンタム・ファミリーズ』東 浩紀
まず、『ニッポンの思想』から読み始めているのだが、
頭に入ってくるまで、何度も文字面を追うことを繰り返している。
一度、斜め読みして、「こういうことが書いてあるんだな、多分」
というあたりをつけて、最初からまた読んでいる。
文章中に出てくる用語が、ちゃんと説明されているのだが、
同じ用語なのにいちいち止まって、
元のページに戻る、をやっていてなかなか進まない。
これまで、大学生のとき、参考文献としては読んでいても、
積極的にこの類いの本を読んでこなかったこともあって非常に苦労している。
ただ、佐々木さんの文体は、分かりやすいので、
取りあげられている、浅田 彰、中沢 新一、蓮實 重彦、柄谷 行人、
福田 和也、大塚 英志、宮台 真司、といった人たちの著作を
もうちょっと読んでいれば、もっと楽しめるだろうと思う。
というか、この本を読んでなんとなくそういうことなんだ、で
終ってしまいそうだけど。