2010年12月2日木曜日

山崎 貴監督だから「ヤマト」を見た

山崎 貴監督だから「ヤマト」を見た。 

突っ込みどころはたくさんあるのだが、 
アニメ「ヤマト」の世界観を借りての実写化の試みを楽しんだ。 
ヴォイスキャスト、宮川泰さんの音楽の使い方、 
ささきいさおさんのナレーション起用などはゾクゾクしたし、 
特に、柳葉敏郎の真田さん(ヴォイスキャスト:青野武さん)への 
深い想いが感じられ、そのシーンは、ちょっとウルッときた。 

脚本は、アニメ「ヤマト」を見てきた層へのサービスを含め、 
「ヤマト」「さらば」の要素を散りばめつつも、 
物語、人物の設定を新たにした分の苦労を感じた。 
例えば、イスカンダルに辿り着くまでがあっけなく、 
もう少し時間の経過を見たかった、と思う。 

白組のVFXは凄かった! 
残念なのは、権利的な問題もあるのかもしれないが、 
時計のクロノグラフ的な松本零士メカデザインが 
唯一、アナライザーくらいで、取り入れられなかったことだ。 

山崎監督には、もうほんとにそろそろオリジナルでSF作品を 
作って欲しい、と思う。それだけの実績は築いてきたのだし、 
映画会社、制作会社にも、そろそろ、腹をくくって欲しい。 
監督のオリジナル『鵺』は、企画だけで終って欲しく無い、と切に思う。

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