ここでは、書いていなかった「ドラム」について。
一昨年、一つの仕事が終って、その打ち上げの宴席の前、
クライアントさんに楽器店に連れて行かれ、
スティック、メトロノーム、簡単なドラム教則本を買った。
腰を痛めたり、多忙もあって、そのまま放置していた。
昨年、そのプロジェクトの続きがあり、
同じクライアントさんとの仕事で、
ある日、突然、成り行きで、音楽スタジオへ。
楽器は、幼い頃にピアノを少し、
声変わりするまで合唱団で歌ったりしていたが、
その後は、トランペットに挑戦するも
歯並びの問題で、挫折してから、
興味はあるものの、なにも触ってこなかった。
音楽をやる友人は、少なからずいたが、
そのライブを聴きにいって、
写真、ビデオを撮影したりすることはあっても、
楽器を演奏しようとは思わなかった。
もし、やるならば、ベースをやりたい、と漠然とは思っていた。
それが、突然の音楽スタジオでドラムである。
4つ叩くのもままならない状態で、
バスドラのペダルを踏むことさえ、できない。
出来無いづくしで時間は過ぎてしまったが、
なにか、スイッチが入ってしまった。
冗談で「ドラム接待」と言ったりしているのだがw
それから、週に1,2度、
スティックとメトロノームと、
初心者用の教則本をもってスタジオで
ドラムセットを叩くようになった。
右手で4つ、左手で2つを一定のテンポで
叩くことから初めて、
クライアントさんに8フィールで、
ハイハットを刻むことを教わり、ひたすら。
手首を返して、いい音が出る感触が、
時々あるのだが、それが持続しない。
一つ、叩く位置が変わるだけでドタバタする。
ダメダメ尽くしだが、
耳で聞いて、頭で理解して、
実際に叩いてみて、ゆっくりゆっくりやってみて、
徐々にテンポをあげてみるの繰り返しが、
楽しくなって来てしまったのだ。
ドチパチドチパチから、
ドチパドドチパチ、
ドチパチドドパチ、
ドチパドチドパチ、へ。
進める手がかりは、「はじめてのドラム」、DVD、CD。
フィルインも少ないところからやっているのだが、
四十の手習い、若く無いし、いきなりは出来ないので、
理解して、体で実践する、ちょっと出来るようになる、
というのを繰り返している。
電子ドラムを楽器店で叩いてみたりして、
ちょっと欲しいなぁ、と思ったりする。
が、スタジオのドラムセットを鳴らしているに比べると、
いい音源だったりするし、感触が違うので、
時々、スタジオで叩くので、充分だと思っている。
バンドを組んで、ライブをやりたいとかは全く無く、
今まで、漠然と聴いていた音楽の“ドラム”について
ちょっとずつ、どういうことをやっているのか、が
わかってくるのが楽しい。
音楽をやっている友人には追いつくことは不可能だし、
自分の好きな音楽を共有して、いっしょにやれる仲間もそうそうは
見つからないし、仕事をやりながら、集まって練習する時間を作るのは難しい。
何より、普通にちゃんと叩けるようになるには、
まだまだ時間がかかるし、
いつか、クールなファンクやジャズが叩けるようになると
いいな、と思って、しばらく続けることにしよう。
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