2011年6月13日月曜日

311以降の映画としてのスーパー戦隊

『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』


土曜の朝一で、コータと映画館へ。
一緒に見るのは、コータがはまってしまった
「海賊戦隊ゴーカイジャー」劇場版。


私自身、スーパー戦隊は、ゴレンジャーが幼稚園の時で、
ジャッカー電撃隊からは見ていた記憶が無い。
(仮面ライダーはV3、ウルトラマンはタロウ、レオf^^)


結婚後、妻は出産のために仕事を辞めるまで、
日曜出勤だったので、朝は
「マジレンジャー」・「仮面ライダー響鬼」を
眺めながら朝食を作って、食べて、
という感じだったので、その2作品は印象に残っている。
(「マジレンジャー」は家族、「響鬼」師弟関係
 というテーマだったこともある。)


で、スーパー戦隊、仮面ライダーを
また見ることになったのは、
コータが昨年、墨田区のおまつりで、
「ゴセイジャー」のショーを見たあたりから。
(ここ最近の日曜朝は、「ペンギンズ」「ゴーカイジャー」「オーズ」のコンボだ)


現在、放送中の「ゴーカイジャー」は、
ゴレンジャーから数えて、スーパー戦隊35作目で、
地球人ではない宇宙“海賊”である主人公たちが、
歴代のスーパー戦隊から「大いなる力」を
様々な形で受け継いでいくという物語の柱があり、
テレビシリーズ自体が“35番目の記念作品である。



長い前置きになったのだが、
この映画は、311以前に制作が開始され、
その途中で震災があり、5/21公開から、6/11へと延期され、

(それにともない放送中のテレビシリーズとの
 つながりもあって、内容も若干変更されたようだが)
子どものための映画として、ちゃんと出来ているなー、
とちょっと感心してしまった。


それは、大雑把に書くと
・受け継がれる意志
 (97年連載開始の登場人物が海賊である「ONE PIECE」もだが)
であり、“”の使い方であろう。


ゴーカイジャーは、これまでの34戦隊の世界観と地続きの設定で、
歴代の戦隊に変身できるというだけでもメタフィクションなのだが、



大切にされてきた歴代の巨大メカ、
ロボットのおもちゃが、奇跡を起こすシーンは
ちょっと、ぐっときたり。



また、子どものための映画だからこそ、
気恥ずかしく感じてしまうメッセージもまっすぐにセリフとして、
歴代の戦隊から語られることも正面から受け止められる。


「今よりほんの少しでもいい、未来を幸せで美しい世界にしたい」


コータは、ポップコーンを頬張りながら、
何かを感じただろうか。

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