2010年2月2日火曜日

最近見た映画2010その1

「アバター」
3Dでは、見ていない。
SF版「ダンス・ウィズ・ウルブス」な物語。
「ナウシカ」「ラピュタ」「もののけ姫」の影響、
「エヴァ」、「地獄の黙示録」、ガイア理論、
と元ネタ探させるのも今時な印象。
反アメリカ(反軍事)を感じさせて、
かつこれが、ヒットしているという事実が、すげーな、と。
でも、疲れました。

「ゴールデンスランバー」
伊坂幸太郎の原作未読。
日本で、現代(それが少し近未来であれ)を舞台に、
フィクションを実写ベースで作るのは、
観客に虚構(嘘)のレベルを一定にして差し出すのが非常に難しい中、
架空の日本で、アクション、ミステリーを、というのではなく、
それを舞台にして、堂々と絆、信頼を描いていることに好感をもった。

伊東四朗「父親」、木内みどり「母親」ほか、
ベンガル、でんでん、柄本明、
主人公を信じて助ける人たちはもちろん、
濱田岳、永島敏行など、隅々まで、キャスティングにはずれがなく、
2時間半楽しめた。おいおい、と突っ込みどころもたくさんあったが。

「かいじゅうたちのいるところ」
予告のふわっとした感じを期待したのだが、
ちょっと現代っぽい家庭を入れすぎたかな、という印象。
主人公マックスの心情をかいじゅうたちにバラまいて描いたのも
うまいと言えばうまいし、もっと無邪気なものを見たかった気もする。

かいじゅうたちは、きぐるみをベースに表情はCGで足したようだが、
ふさふさの毛が妙に印象的で、スパイク・ジョーンズの映像のキレは
相変わらず素晴らしい。でも、コータとかのにはまだ見せたく無い。

昨年の「パイレーツ・ロック」「アンヴィル」とか
書いてなかったな・・・。

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