約6ヶ月、どっぷり「スコラ」漬けの日々だった。
並行している仕事も当然あったが、
現場のプロデューサーとしては、
予算、スケジュール、制作体制の管理だけでなく、
資料書籍を読み、CDを聴き、勉強もしたし、
スタッフとも、かなり話をした。
311以降、仕事でも、いろいろ悩んだ。
が、「スコラ」を通して、41歳にしては青臭いが、
この世界には、まだまだ“楽しい”ことたくさんあって、
(音楽もその一つで)知ること、考えること、体を動かすことは、
生きるよろこびに溢れているとあらためて思うようになった。
それを一番伝えたいのは、
まだ「スコラ」をみてもわからない
5歳のコータと、2歳の娘かの、だ。
たくさんの「いいなぁ」、と思う曲に出会ったが、
その中でも、二人にいつか聴いて欲しいものをメモ。
・「ハイドンの名によるメヌエット」ラヴェル
・「ピースピース」ビル・エヴァンス
・「タイム・リメンバード」ビル・エヴァンス
・「ボレリッシュ(ピアノ)」坂本 龍一
・「版画 塔」ドビュッシー
・「ピアノ協奏曲ト長調 2楽章」ラヴェル
(アルゲリッチ)(ハービー・ハンコック)
・「弦楽四重奏曲第15番 第3楽章」ベートーヴェン
・「パラード」エリック・サティ
・「交響曲第41番 第4楽章」モーツァルト
・パーヴォ・ヤルヴィ指揮のベト9(映像)
続きは、どうなるのかは、まだわからないが、
なにかの形で、音楽にかかわることをやっていくだろう。
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12/17は、ムーンライダーズの活動休止直前の
最後のホールでのライブの取材。
ライブ自体は、wowowさんの中継チームだったので
久々に自分もカメラを持ってバックヤードを撮影した。
「アマチュア・アカデミー」からのリアルタイムファンとして、
(1984年のNHK FM教授の「サウンドストリート」で、
聴いたのが、一番最初だ、と思う。)
「アニマルインデックス」、「ドントラ」、
「最後の晩餐」、「AOR」からのナンバーには仕事を忘れそうになった。
演奏が終った後、舞台のスクリーンに写し出された
三日月のビジュアルにモーショングラフィックで
歌詞の断片が写し出されるエンディングが一番、グッときたかもしれない。
紡ぎ出される歌詞とサウンドに何度も揺さぶられました。
お疲れさまでした。ありがとうございました。
12/30の新宿タワレコのルーフトップライブも
記録撮影のコーディネイターとして、
1カメラマンとして、その場にいます。
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YMOとムーンライダーズ…、
10代のころに偶然に耳にして、
憧れたミュージシャンのみなさんと
単なる偶然の積み重ねで、映像を通して
仕事をしている今を噛み締めつつ、
子どもたちの未来に向って、自分なりに“場”を作っていきたい。
今年、よく聴いた音楽に関しては、また別日にでも。
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